スケートボード・パーク女子の四十住さくら選手。
パリオリンピックでは2連覇が期待されていますね!
日本人選手が多く活躍するスケボーですが、実際街では乗っている人を見かけないのが現状ですよね。
オリンピックに出る選手はどんな場所で練習しているの?
- 四十住さくらの練習場所はプライベートパーク
- 「サクラパーク」はどこにある?
- 四十住さくらの実家で起きた騒音トラブルとは?
この記事ではこれらの内容をお伝えします。
トップクラスの選手がどのような場所で練習しているのか。
また騒音トラブルにおいては、今後のスケボー界の課題とも言えますので、ぜひチェックしてください。
四十住さくらの練習場所は「サクラパーク」
四十住さくらは地元和歌山県・岩出市に「サクラパーク」というプライベート練習場を持っています。
サクラパークは2020年に完成しました。
パークは幅25メートル×奥行き23メートル×高さ約15メートルで、広さは600㎡。
サクラパークの建物を下見した四十住さくら選手は、以下のようにコメントしています。
「下見に来たときはとても広いと感じました。天井も高くて飛べるし、すごくいい建物だと思いましたね。1人でこれだけ広い場所を滑ることができるのはぜいたくです」
NHK
完成した施設内には、高さがそれぞれ違うバーチカルランプ(ハーフパイプ)や広い平面部分などがあり、大技の練習もしやすいとのことでした。
四十住さくらにとって、このサクラパークは【金メダル基地】となっています。
サクラパークは元酒造メーカーの倉庫
サクラパークは四十住さくらの地元、和歌山県岩出市の老舗酒造会社『吉村秀雄商店』が所有していた倉庫を改装して作られました。
この倉庫は『吉村秀雄商店』の厚意で、無償で提供されています。
救いの手を差し伸べた酒造メーカーの社長、安村勝彦さんは、四十住選手の活躍を数年前から耳にしていました。精米機を撤去し、物置きとして使っていた倉庫を“地元の星”に役立ててもらえるなら、と無償で貸し出すことを決めました。
NHK
2020年まで和歌山県内にはスケボーパークがなく、四十住さくら選手は、神戸や三重の練習場に往復3〜5時間をかけて通っていました。
そしてそのその送迎は母親が担当。
ガソリン代や高速料金など、練習を続けることが大きな負担になっていたという苦労話があります。
スポンサーがついていない時代に、この距離を連日通うのは、かなりの経済的負担だったことでしょう…
しかし現在は自宅から5分の距離に練習場があります!
移動距離が格段に減ったことで家族の負担を減らすことができ、往復にかけていた時間も練習に費やすことができるようになりました。
四十住さくら選手は地元企業のサポートを受けたことで、練習環境が大幅に改善!
個人の練習場を持ったことで、より高いクオリティの練習ができるようになったと言えるのではないでしょうか。
四十住さくらの練習場【サクラパーク】はどこ?
サクラパークの詳細な場所については公表されていませんでした。
しかし四十住さくら選手の地元、和歌山県岩出市にあることは間違いありません。
またサクラパークは『吉村秀雄商店』の倉庫を改装して作られたという経緯もあるため、『吉村秀雄商店』の近くにある可能性が高いのではないでしょうか。
外観は公開されているので、『吉村秀雄商店』付近を散策すれば見つかりそうですね♪
四十住さくらのご近所トラブル!騒音問題は今後の課題
四十住さくら選手には以前【騒音問題】でご近所トラブルがあったそうです。
四十住さくら選手は12歳からスケートボードを始め、本格的に取り組むようになったのを機に父親が自宅の庭を改造し、DIYで練習場を作りました。
自宅の庭にコンクリートを敷き詰めて練習場を作ったときのことだ。隣人に赤ちゃんが生まれ「新生児の間は練習しないでもらえないか」と頼まれた。練習の音がどうしても響くからだ。清美さんは手紙を丁重にしたため、理解を得た。「うちの子は、日本一を目指すと言っています。決めた時間や赤ちゃんが起きている時間にだけ滑らせてもらうので、どうか滑らしてもらえないでしょうか」
Yaahoo!ニュース
実際、スケートボードが滑る音は意外と大きい!
また鉄レールを使っての技では金属音も響きます。
そのため、ご近所同士が密接していないような住宅地でも『騒音レベルの音』と感じる人も少なくないでしょう。
こちらは四十住さくら選手の母親のInstagramに投稿された動画です。
音楽でスケート音は聞こえませんが、この頃から自宅練習場で技の練習していますので、大きな音が響いていたと推測されます。
本人たちにとっては生活音であっても、無関係の人にとっては騒音でしかないですからね…
ご近所さんは赤ちゃんがいたそうで…
せっかく寝たのにスケボー音で目を覚まされたら、イラッとしちゃう気持ちもわかるな…
現在はサクラパークもでき、実家近辺での騒音トラブルは解決していることでしょう。
騒音問題はスケボー界の今後の課題
四十住さくら選手の練習場であるサクラパーク。
場所を提供してくれた『吉村秀雄商店』の安村さんが騒音について話しています。
ただ、スケートボードの練習では周辺に音が響いてしまうという懸念もありました。そこで安村さんは、周辺の家を訪ねて説明を重ね、住民の理解を得ることにも協力を惜しみませんでした。
NHK
このように大きな敷地がある場所でも、スケボーはご近所への理解と対策が必要ということがわかります。
現在スケボーは日本のお家芸と言えるレベルの競技ですが、思い切り練習できる場所は限られています。
今後も日本人選手の活躍でスケボーをやりたい人が増えることが予想されますので、スケボーパークを増やすなどの対策が急務となるのではないでしょうか。
まとめ
この記事では四十住さくら選手の【サクラパーク】についてお伝えしました。
また実家に練習場があった頃のご近所との騒音トラブルについても、おわかりいただけたのではないでしょうか。
この騒音トラブルについては、今後のスケボーの課題になると考えられます。
現在四十住さくら選手は地元の企業のサポートを受け、現在は個人のスケボーパークで思う存分練習できるようになりました。
パリ五輪でもぜひ良い結果を残して欲しいですね♪